ということで「傷なしハウスバンパー」の性能をまとめてみました。
下の画像はA4サイズにまとめたものなので、ここではもう少し詳しく説明できたらと思います。
①耐荷重性
先日、東京都立産業技術研究センターにて圧縮試験をおこなってきました。
研究所って少しワクワクしますよね。
試験内容としては、傷なしハウスバンパーを機械で押しつぶし、
そのときの押す力(試験力)と押す距離(ストローク)を測定するといったものです。
厚みは三種類で、それぞれ試験力が 100 kgf に到達するまで圧縮を続けました。
試験結果は画像のグラフの通りです。
どの厚みのハウスバンパーも半分より少し多く押しつぶれる結果となりました。
ゆっくりと押しつぶす力と、ぶつかるような衝撃がある力は厳密には違うものではありますが、
100 kg ほどの物体が軽くぶつかった程度ではびくともしないことが分かります。
傷なしハウスバンパーの素材を作っている
三和化工株式会社さんのデータからも似たような結果が見て取れます。
厚みが大きいほど耐久性に優れていることは分かりやすいですが、そのぶん見た目の存在感も大きいので、本商品を取り付ける場所の景観などバランスもみて購入する厚みを選んでいただければ幸いです。
②不吸水性
読んで字のごとく水を吸わない性質です。
独立気泡と言われ、素材内部の気泡が完全に隔離されているため
当然ながら水も通さないという仕組みのようです。
止水性の物性測定も丁寧に説明されいるので、
詳しくは三和化工株式会社さんのホームページをご覧ください。
さて、水を通さないことによるメリットですが、
雨に強いので屋外で使用することができます。
また水をよく使うような室内でも同様に本商品を使用することができます。
さらにこの素材は薬品などにも強いようなので、
本商品を取り付けた周辺の壁なども特に気にせず洗浄することも可能です。
ただし傷なしハウスバンパーの接着面は強力ではあるものの普通のシールです。
濡れたところなどには上手く貼りつかないので、
取り付ける際はよく水気をとってから設置してください。
③難燃性
簡単に言うと燃えにくいです。
これに関してはこれ以上説明することがあまりないのですが、
燃えにくいということは火事の原因になりにくいということです。
ぶつかって火花があがってしまうような場所でも使用できます。
傷なしハウスバンパーの主な成分であるポリエチレン樹脂は
融点が約 110 ℃ なので実際に火が近づくと溶けてしまいます。
あまりないとは思いますが高温な場所でのご利用はお気をつけください。
熱に関連したところでいうと、本商品は熱伝導率が低いので断熱性に優れています。
本来の用途とは少し違いますが断熱材としても利用可能です。
以上のように、傷なしハウスバンパーは他社の似たような商品と比べて耐久性に優れています。
必要性に合わせて厚みも選べるので、ぜひ購入をご検討いただければと思います。